スタッフブログ
冬季に進行しやすい劣化、トラブルの原因についてご紹介致します❗
2025.03.26
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こんにちは!
冬季に進行しやすい劣化、トラブルの原因についてご紹介致します❗


外壁やコンクリートの劣化現象の一つである「凍害(とうがい)」は、
特に寒冷地や冬季に進行しやすいトラブルの一つです。凍害は放置すると建物の寿命を縮めるだけでなく、
見た目の美観を損なう原因にもなります。
凍害とは?
凍害とは、建材内部の水分が冬季の寒冷な環境下で凍結・融解を繰り返すことで、
建材が劣化してしまう現象を指します。水は凍ると体積が約9%膨張する特性があり、
この膨張圧が建材の内部構造を破壊してしまいます。
凍害は主に次のような箇所で発生します
- コンクリート部分(基礎や壁面)
- 外壁材(サイディングやモルタル壁)
- タイル(目地部分を含む)
凍害が進行するメカニズム
- 水分の浸入
建材には微細な隙間(毛細管)が存在し、そこから雨水や湿気が内部に入り込みます。特に、ひび割れがある場合は水分が浸入しやすくなります。 - 凍結と膨張
浸入した水分が寒さで凍ると体積が膨張し、建材内部に圧力が発生します。 - 構造の崩壊
この膨張と融解を繰り返すことで、建材内部の構造が徐々に崩れていき、ひび割れや剥離が発生します。これが凍害の進行プロセスです。
凍害が起こりやすい条件
1. 寒冷地や冬季
寒暖差が激しい地域や、冬季に気温が氷点下になる地域では凍害が起こりやすいです。
2. 建材の劣化
ひび割れや目地の隙間が放置されていると、雨水が入り込みやすくなり、凍害リスクが高まります。
3. 排水不良
雨水が溜まりやすい立地や、排水設備が不十分な場合、建材が常に湿った状態になり、凍害を誘発します。
凍害が及ぼす影響

凍害が進行すると、建物に次のような影響を及ぼします
- ひび割れや剥離
建材表面の劣化が進み、ひび割れや剥離が目立つようになります。 - 強度の低下
コンクリートや外壁材の強度が低下し、耐久性が損なわれます。 - 美観の低下
外壁の汚れや欠損が進み、建物全体の見た目が悪くなります。 - 雨漏りの発生
外壁や目地部分から雨水が侵入し、雨漏りの原因となる場合があります。
凍害を防ぐための具体的な対策
1. 高品質な塗料の使用
外壁や基礎を保護するために、防水性や耐候性に優れた塗料を使用することが重要です。特に、凍害が心配される地域では、弾性塗料や高性能の防水塗料を選ぶと良いでしょう。
2. 定期的なメンテナンス
外壁や基礎のひび割れや劣化部分を早期に発見し、修繕することで凍害リスクを軽減できます。点検は1~2年に一度行うのが理想的です。
3. 水分の侵入を防ぐ工夫
ひび割れを防ぐための適切なシーリング処理や、防水シートの追加施工を検討しましょう。また、屋根や雨樋の排水機能を見直すことも効果的です。
4. 断熱材の強化
建材の温度変化を抑えることで、凍結・融解の頻度を減少させられます。断熱材の強化や外壁の断熱リフォームを検討してください。
凍害が発生した場合の補修方法
もし凍害が進行してしまった場合、次のような補修方法があります
1. ひび割れ補修
ひび割れが浅い場合は、コーキング剤やエポキシ樹脂を使用して補修できます。
2. 表面の再塗装
塗膜が劣化している場合は、外壁の再塗装が効果的です。防水性を高める塗料を選びましょう。
3. 建材の交換
凍害による剥離や強度低下が著しい場合は、部分的な建材の交換が必要です。